検査名 | 読み方 | 正常値 | 意 味 |
---|---|---|---|
RBC | 赤血球数 | 427〜570♂ 376〜500♀ |
1mm立方あたりの赤血球の数です。赤血球が多すぎれば多血症が、少なければ貧血が疑われますが貧血の診断は血液関連検査と併せて総合的に行われます。心臓の病気で増えることがあります。 |
Hb | 血色素量 | 13.5〜17.6♂ 11.3〜15.2♀ |
赤血球に含まれるヘムたんぱく質で酸素の運搬役をはたします。血液中の血色素濃度を調べることにより鉄欠乏性貧血などの有無がわかります。 |
Ht | ヘマトクリット | 39.8〜51.8♂ 33.4〜44.9♀ |
血液中の赤血球の占める%です。ヘマトクリットは血液の濃さを表しています。数値が低い場合貧血が、高い場合ドロドロで詰まりやすくなっていることを示します。 |
Fe | 血清鉄 | 54〜200♂ |
血清中に含まれる鉄の量をいいます。体内の鉄の利用状況や造血能力がわかり、両者を併せて診断します。女性の貧血の場合は鉄欠乏性貧血が最も多い貧血で、男性の鉄欠乏の場合は胃潰瘍、大腸腫瘍が疑われます。 |
WBC | 白血球数 | 3900〜9800♂ 3500〜9100♀ |
白血球は主に細菌などの異物から体内を守る働きをしており体内に炎症が起きると数が増えます。白血球にはいくつかのグループがありそれぞれの専門の敵と戦います。白血球数からは感染症にかかっているかどうか、炎症、腫瘍があるかなどがわかります。 |
PLT | 血小板数 | 13.1〜36.2♂ 13.0〜36.9♀ |
血小板は血管が損傷して出血したときにその部分に粘着して血を止める役割を果たしています。高値の場合、血小板血症、鉄欠乏性貧血、炎症性の病気が疑われ低値の場合骨髄での産生の低下、身体の組織での破壊の亢進、脾臓でのプーリングが考えられます。 |
MCV | 平均赤血球 容積 |
82.7〜101.6♂ 79〜100♀ |
赤血球の体積を表します。 |
MCH | 平均赤血球 血色素量 |
28〜34.6 ♂ 26.3〜34.3♀ |
赤血球に含まれるヘモグロビン量で色の濃さを表します。 |
MCHC | 平均赤血球 色素濃度 |
31.6〜36.6♂ 30.7〜36.6♀ |
赤血球容積に対するヘモグロビン量の割合を示します。MCV・MCH・MCHCが高値の場合ビタミンB12欠乏性貧血などが、低値の場合鉄欠乏性貧血・慢性疾患に伴う貧血などが疑われます。 |